売却依頼は複数業者に依頼する方が高く売れる?

質問者
Q.不動産を売却したい場合、1社だけに依頼するよりも複数の業者に依頼した方が良いのでしょうか。 複数の業者に依頼した方が、高く売れそうな気がするのですが。
岡崎
不動産を売却する場合「仲介」なら1社(でも可)、「買取」なら複数社に依頼しましょう。

まず不動産を売却する場合の「売り方」について整理しましょう。

不動産の売却を依頼する場合、2つのパターンがあります。

1つは不動産会社に「仲介」を依頼する場合。
仲介を依頼された不動産会社は売主様に代わって買主様を探してきます。

もう1つは「買取」です。
その名の通り、不動産を売りたい人から不動産業者が直接買い取る方法です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

不動産売却を仲介で依頼する場合

不動産仲介を不動産業者に依頼する場合、不動産業者は広告などを使い幅広く買主様を探してきます。

売主様はあらかじめ売り出し金額を決め、その金額で買ってもいいよ、という買主様と契約するわけですから、まさにウィンウィン。どちらにとってもメリットが多いわけです。

ただし売り出し価格をいくらにするかは売主様の自由ですが、「相場」よりも高い金額を設定してしまいますと、販売までの期間が長引いたり、売れ残ってしまう可能性もあります。

不動産売却を買取にする場合

仲介と違い買い主は不動産業者となるので、買取価格は不動産業者が決めます。

不動産業者は買い取った不動産をリフォームや整地などした上で、再度販売することになります。
こういった手間ひまと再販したときの利益も考えないといけませんので、買取価格はできるだけ安い方が不動産業者にとっては得なわけです。

仲介にも3パターンある

仲介で不動産売却を依頼する場合にも3つのパターンがあります。

  • 専属専任媒介契約・・・依頼は1社のみ(自己発見取引不可)
  • 専任媒介契約・・・依頼は1社のみ(自己発見取引も可)
  • 一般媒介契約・・・依頼は複数社可(自己発見取引も可)

それぞれの契約パターンにもメリット・デメリットありますが、詳しくは下記の記事をご参照下さい。

不動産売買における媒介契約の違いについて教えてください

2018.09.28

仲介を複数社に依頼(一般媒介)と買取査定を複数社に依頼とでは全然意味が違う

一般媒介契約で複数社に依頼すると複数社に査定依頼ができ一番高い金額で売れるのではないかと思いがちですが、それは誤りです。

例として、
不動産業者A・・・1500万円
不動産業者B・・・1200万円
不動産業者C・・・1600万円
という査定があったとします。

当然一番高い価格をつけたC社に売却を依頼したいですよね。これが買取であれば迷わずC社を選んで下さい。

それでは仲介として上記3社に売却を依頼したとします。この場合、売出価格等の条件は全ての業者で統一されることになります。

同じ物件でもA社は1,500万円で売り出し、B社は1,200万円、C社は1,600円で、などとしてしまったら、買主からしてみたら、もしもA社から買ったあとにB社の方が安かった、となったら大問題です。売主からしても、C社に売却してもらったら1,600万で売れてたわけですから、仲介業者としてはとても困った問題になります。

仲介を依頼した場合、一般媒介にするのではあれば、査定額に各社価格差がついたとしても売り出し価格は一緒になるわけですから、金額的なメリットは何もないわけです。

「仲介」で一番高い金額をつけた業者

では複数社に査定を依頼して一番高い金額をつけた業者に仲介を頼めばどうでしょうか。(専属専任または専任)。

それも一つの考え方かもしれません。しかし、仲介会社は自分のところで契約が欲しく、あえて高い金額をつけておいて、それでは売れない可能性があるので、後から理由をつけて売り出し時には結局価格を下げる、といった可能性もありますので気をつけたいところです。

まとめ
  • 不動産を買い取ってもらうのなら複数社の中から一番高い金額のところ
  • 仲介を頼むのであれば複数社に査定を依頼しても一般媒介とするのならあまり意味がない
  • 仲介契約欲しさにあえて高い金額を提示するところも